食べなければ痩せる?そう思ってました
昔の私は、とにかく「食べなきゃ痩せる!」と本気で信じていました。
1日1食、炭水化物は完全カット、さらに流行っていた16時間断食まで取り入れるという、まさに“我慢オールスター”のようなダイエットを始めたんです。
運動は腰痛が怖くて筋トレは避け、有酸素運動オンリー。
エアロバイクやランニングをやって「よし、これで完璧に痩せるはずだ!」と信じていました。
最初は順調…体重が落ちてテンションMAX
結果はすぐに出ました。
開始から2〜3キロはあっという間に減り、「お、これは来たな!」と手応え。
半年で10キロ近く落ちて、61キロまで到達しました。
でも鏡に映る自分を見て気づいたんです。
「なんか、思ってたのと違う…」
そう、体は確かに細くなったけれど、筋肉も落ちてやつれた感じ。
「理想の引き締まった体」じゃなくて「ただ疲れたオッサン」みたいになっていたんです。
👇この写真は72kgから63kgまで痩せた時の写真です👇

我慢の連続、そして空腹地獄
60キロ台に入った頃から、だんだん違和感が出てきました。
- 白米NG
- 甘いものもNG
- 間食もNG
食べたいものは全部禁止。結果、毎日イライラ。
しかも走れば走るほど腹が減るという悪循環。
一度、本を読んで「やっぱり白米は必要」と知ったんですが、もうその頃には「食べるのが怖い」という感覚になっていました。
完全に我慢ダイエットの沼にハマっていたんです。
体に出てきたSOS
数字だけ見れば「成功」だけど、体は正直でした。
- 筋肉がどんどん落ちていく
- 髪や爪が弱くなる
- 風邪をひきやすくなる
- 睡眠が浅くなる
「痩せた」というより「やつれた」。
これが現実でした。
リバウンドは一瞬
やっぱり我慢は続きませんでした。
ある日「もういいや」と食べ始めたら、2〜3キロは数日で戻り、その後もイベントや外食のたびに体重は増加。
「頑張って落とした10キロはどこへ?」というくらい、リバウンドは早かったです。

一番の失敗は「我慢を正義にしたこと」
今振り返って思うのは、「食べなければ痩せる」という思い込みが一番の失敗でした。
栄養も考えず、白米もカットして、ただひたすら我慢…。
その結果、筋肉が落ち、体力もなくなり、ストレスだけが溜まる。
長続きするはずがなかったんです。
今だから言えるアドバイス
この失敗を通して学んだのは、**「ダイエットは我慢じゃない」**ということ。
- 白米は適量食べる
- 鶏むね肉や野菜で栄養を取る
- 甘いものは控えつつも完全禁止にはしない
- 筋トレを取り入れて筋肉を守る
こう切り替えてからは、ストレスが減り、筋肉がついて脂肪が落ちるという理想的な流れになりました。

まとめ:我慢ダイエットは必ず失敗する
“食べないダイエット”は、一時的に体重は落ちます。
でもその先に待っているのは「やつれた体」と「リバウンド」。
これからダイエットを始める方へ。
どうか私の失敗を教訓にしてください。
必要なのは「我慢」じゃなくて「バランス」と「継続」。
健康を犠牲にするのではなく、楽しみながら続けられる方法こそが、本当に結果を出すダイエットです。
