なぜ「白米を抜かない」のか?
私はこれまでにいくつもダイエットに挑戦してきました。
その中で一番大きな失敗は、「白米を抜く」という極端なやり方です。
確かに体重は落ちました。
でも、その代償はあまりにも大きかったんです。
空腹でイライラして、仕事でもちょっとしたことで気持ちが乱れる。
家に帰れば家族に優しくできず、自分でも嫌になるくらい不安定な毎日。
食事の時間が楽しみではなく、ただ「耐える時間」になってしまいました。
結局、体調は崩れるし、筋肉は落ちるし、リバウンドで体重は元通り。
それ以上に辛かったのは、「結局自分は続けられないんだ」と自信まで失ったことでした。
だから今回は同じ失敗を繰り返さないと決めました。
「我慢で痩せる」ではなく「食べながら続けられる」方法を探そう。
そうして辿り着いたのが「白米を抜かないダイエット」です。
白米=太る?それ、本当?
私も以前は「白米は太る」と信じ込んでいました。
糖質制限が流行り、みんな「ご飯をやめれば痩せる」と言っていたからです。
でも、本気でトレーニングを学んで気づいたのは、白米は敵ではなく体を支える燃料だということ。
特に筋トレ後は、体がエネルギーを欲しがっています。
その時に白米を食べることで、グリコーゲンが補給され、筋肉の回復や成長につながる。
逆に抜いてしまうと、筋肉が削られ、代謝も落ちてしまう。
これはまさに「痩せにくい体」を自分で作るようなものです。
以前の私は、白米を食べると罪悪感に襲われていました。
でも今は違います。
「白米を食べる=太る」ではなく、「白米を食べる=体を育てる」と思えるようになったんです。
食べ物に対してポジティブな気持ちを持てるようになったことで、精神的にも本当に楽になりました。
実際の食生活:100gの白米ルール
私のやり方はとてもシンプルです。
白米は1日100g。
基本はお昼に食べると決めています。
おかずは鶏むね肉と野菜炒めを軸に、卵やアボカドで栄養をプラス。
夜は空腹を感じたら軽く食べますが、無理に我慢はしません。
以前は「夜は絶対食べちゃダメ」と自分を縛っていましたが、それだと結局反動でドカ食いしてしまう。
今は「食べるけど整えて食べる」という考え方です。
さらに工夫として、白米は100gずつラップして冷凍保存しています。
これをするだけで、食べる時に迷いがなくなりました。
「今日はこれが自分の分」とすぐにわかるから、食べ過ぎを防げるし、毎回計る手間もない。
小さなことですが、この仕組みが継続には大きな力になります。

メンタルの変化:「我慢」から「楽しむ」へ
一番大きな変化は、食事を「楽しめる」ようになったことです。
以前の私は「食べたいのに食べられない」ことで常にストレスを抱えていました。
けれど今は「昼にご飯が食べられる」というだけで心が軽くなる。
「今日はご飯があるから大丈夫」と思える安心感は、ダイエットを続ける上で本当に大事です。
食べる喜びを残したことで、「よし、今日もジムで頑張ろう」とエネルギーが湧いてくる。
以前のように空腹に耐えるだけの日々とはまったく違います。
今は「我慢している自分」ではなく、「体をうまくコントロールしている自分」。
そう思えるようになったことが、何よりの収穫です。
家族・外食との付き合い方
ダイエットをしていても、家族や友人との食事の時間は大切にしたいものです。
だから私は「自分だけ別メニューを食べる」という孤独感のある方法は選びませんでした。
みんなと同じ食卓を囲んで、同じようにご飯を楽しみたい。
そういう気持ちが強かったからです。
その代わりに、白米は基本的にお昼に食べると自分のルールを決めています。
夜に外食がある日は、その外食では白米を食べないようにします。
もし夜に白米を食べる予定があるなら、その日はお昼の白米を抜き、夜に回すように工夫しています。
こうすれば、自分のルールを守りながらも家族や友人と自然に同じ食事を楽しむことができます。
さらに、あらかじめ「今ダイエットをしているんだ」と家族や友人に伝えておきます。
そうすることで、「ああ、この人はちゃんと工夫しているんだ」と理解してもらえますし、余計な遠慮や気まずさもなくなります。
ダイエットは一人で孤独に戦うものではありません。
周りの人とうまく関わりながら続けていくことこそが、無理せず長く続けられる秘訣だと私は実感しています。
👇ある日の外食では、ステーキを野菜サラダにのせました👇

数字が語る結果
開始前:体重 71.4kg、ウエスト 85cm
約1か月:体重 67.4kg、ウエスト 82cm
数字以上に嬉しかったのは、見た目の変化です。
顔つきがシャープになり、お腹まわりもスッキリ。
周りから「引き締まったね」「若返ったんじゃない?」と言われると、自分でも自信が持てるようになりました。
以前は体重計の数字だけを見て一喜一憂していました。
でも今は、体の変化や人からの言葉が何よりのモチベーションになっています。

他の方法との比較
糖質制限や16時間断食など、私も色々試しました。
確かに短期間で体重は落ちます。
でも、その裏にあるのは強烈なストレスと体調不良、そして筋肉の減少。
これでは長くは続けられませんでした。
白米を抜かない方法は真逆です。
ストレスが小さく、筋肉も維持でき、なにより続けやすい。
ダイエットで一番大事なのは「短期間でどれだけ落ちるか」ではなく「どれだけ続けられるか」。
その意味で、今のやり方は自分にとってベストだと感じています。
失敗した日の調整法
もちろん、食べ過ぎてしまう日もあります。
昔なら「失敗した」と落ち込んで全部投げ出していました。
でも今は考え方が違います。
- 食べ過ぎたら、次の食事で少しカロリーを抑える
- 有酸素運動をプラスして帳尻を合わせる
- 「完璧じゃなくていい」と割り切る
この柔軟さが、逆に継続を強くしてくれるんです。
白米を抜かないからこそ、心に余裕を持って調整できるようになりました。
まとめ:白米は敵じゃない、最高の味方だ
私はもう「白米=敵」とは思いません。
食べ方を整えれば、白米は心と体を支える最高の味方になります。
食べる喜びを残しながら体を変えることで、ダイエットは「苦しい戦い」ではなく「自分を育てる習慣」へと変わりました。
もし今「白米を抜くのはつらい…」と悩んでいるなら、私と同じように「抜かない選択」をしてみてください。
きっと笑顔で続けられるダイエットに出会えるはずです。