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【第4回学びの記録】人が太る理由と血糖値の関係:食べたものが脂肪に変わるまでの仕組みを徹底解説

🏁 なぜ「食べただけ」で太ってしまうのか?

「食べすぎたから太る」と思っていませんか?
実は、太る原因は“量”だけではなく、体の中で起きている代謝の仕組みにあります。

私自身もダイエットを始めたばかりの頃は、
「なぜ脂肪がつくのか」「なぜ血糖値を上げすぎてはいけないのか」
を知らずに、ただカロリーを減らすだけの食事を続けていました。

しかし、体の中で“食べたものがどう変化するか”を知ることで、
ようやく無理のないダイエット方法が見えてきたのです。

そして現在、私はダイエットインストラクターの資格勉強をしています。
今回の内容はその学びの中で特に印象に残った部分であり、
「人が太る本当の仕組み」を改めて理解できたテーマでもあります。

このブログでは、食べ物がどのように脂肪に変わるのか、
そしてダイエット成功に欠かせない「血糖値」と「ホルモン」の関係まで、
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

🍽️ 第1章:食べ物が脂肪に変わるまでの流れ

人が太る仕組みを理解するには、まず食べた物が体の中でどんな道を通って変化していくかを知ることが大切です。

🔹 ステップ① 口での消化の始まり

食べ物は口に入れると、まず「よく噛む」ことで細かくなり、
唾液に含まれるアミラーゼという酵素がデンプンを分解し始めます。
この段階ですでに“消化”がスタートしています。

🔹 ステップ② 胃での分解

噛み砕かれた食べ物は食道を通って胃に送られます。
胃ではペプシンという消化酵素が働き、タンパク質を小さな成分に分解します。
胃液の中で食べ物はドロドロの「かゆ状」になり、次のステップへ進みます。

🔹 ステップ③ 十二指腸・小腸での吸収

胃から送られた食べ物に、**胆汁(脂肪分解)膵液(糖・脂質・タンパク質分解)**が加わり、
栄養が体に吸収されやすい形にまで分解されます。

小腸では、

  • 炭水化物 → ブドウ糖
  • タンパク質 → アミノ酸
  • 脂質 → 脂肪酸
    に変わり、小腸の壁から血液やリンパ液に吸収されます。

🔹 ステップ④ 肝臓での代謝と脂肪の貯蔵

吸収された栄養はまず肝臓に送られ、体のエネルギー源として使われます。
しかし使われずに余った糖や脂質は、中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。

この「余ったエネルギーの保管」が、太る原因そのもの。
つまり、“食べすぎ”や“動かなさすぎ”は、体に余ったエネルギーをどんどん貯め込んでしまうということなのです。

⚖️ 第2章:血糖値が上がると太る理由

🔹 血糖値とは?

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の量のこと。
炭水化物を食べると血糖値が上がり、膵臓からインスリン
というホルモンが分泌されます。

🔹 インスリンの働き

インスリンは、血液中の糖を細胞に取り込んでエネルギーとして使うよう指令を出すホルモンです。
しかし、糖が余るとインスリンはそれを脂肪として蓄えるように働くため、
インスリンが過剰に分泌されると「脂肪をためやすい体」になってしまうのです。

📍 POINT:

ダイエットでは「血糖値を急に上げない」ことが最大のポイント。
緩やかな上昇・下降を意識することで、脂肪がつきにくくなります。

🍬 第3章:血糖値を上げすぎない食事法

🔹 血糖値を急上昇させない3つのコツ

コツ内容
🥗 ベジファースト野菜から先に食べると、糖の吸収がゆるやかになる
🍚 主食を工夫白米より玄米・雑穀米・全粒粉パンがおすすめ
飲み物に注意ジュースや砂糖入りコーヒーは血糖値を一気に上げる

これらの習慣を意識するだけでも、脂肪の蓄積を大きく防ぐことができます。

🧠 第4章:ホルモンが食欲を左右する仕組み

🔹 グレリン(空腹ホルモン)

  • 空腹時に分泌され、「お腹がすいた!」と脳に伝えるホルモン
  • 糖質が多い食事では分泌が増えやすく、空腹を感じやすくなります。
  • 糖質を控えた食事では、グレリンの上昇が抑えられる傾向があります。

🔹 ペプチドYY(満腹ホルモン)

  • 食後に分泌され、「もう十分食べた」と脳に伝えるホルモン
  • 糖質を控えた食事ではペプチドYYの分泌が高く維持され、満腹感が長く続くといわれます。

💪 第5章:なぜ皮下脂肪は落ちにくいのか?

🔹 理由①:血流が少ない

皮下脂肪は、内臓脂肪に比べて血管が少なく、酸素やホルモンが届きにくい場所にあります。
そのため、脂肪を燃やす反応が起こりにくく、時間がかかるのです。

🔹 理由②:エネルギーとして使われる順番が遅い

体はまず糖(ブドウ糖)→脂肪の順で燃料を使います。
つまり、糖を使い切らない限り、皮下脂肪に“出番”が回ってこないのです。

🔹 理由③:そもそも「貯蔵用」として作られている

皮下脂肪は体温を守り、衝撃から内臓を保護する“備蓄脂肪”。
体は生命維持のため、簡単にはここを崩さないようにできています。

🔹 対策:皮下脂肪を落とす3ステップ

ステップ内容
🥗 血糖コントロール急な血糖値上昇を防ぐ食事法を徹底する
🏋️ 筋トレで燃焼工場を増やす筋肉が増える=脂肪を燃やすミトコンドリアが増える
🚶 有酸素運動を継続する30〜60分のウォーキングで皮下脂肪に酸素を届ける

🌟 まとめ:知識が「続ける力」に変わる

太る理由を「知識」として理解すると、無理な我慢や制限は必要なくなります。
体の仕組みを知れば、正しい方法で脂肪を減らせるようになります。

食べ方、血糖値、ホルモン、脂肪の性質──
それらはすべてつながっています。

自分の体を「敵」ではなく「パートナー」として理解し、
焦らず、長く続けていきましょう。

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WATA

健康診断や外見の変化をきっかけに、 体重 70.4kg → 61kg 体脂肪率 15% → 10% を目標に、食事管理と筋トレを続けています。 このブログでは、 毎日の体重・運動・食事の記録 実際に使っているプロテインや食品の紹介 ダイエット中の悩みや工夫 をリアルに発信していきます。

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